英投資機関BII、印マヒンドラのEV事業に2.5億ドルを投資

英政府系投資機関のブリティッシュ・インターナショナル・インベストメント(BII)は7日、印自動車大手のマヒンドラ・アンド・マヒンドラ(M&M)が新たに立ち上げる電気自動車(EV)事業子会社に最大で2億5,000万ドルを投資すると発表した。気候変動対策を目的とした気候ファイナンスプロジェクトに総投資額の最低30%を振り向けるとするBIIの取り組みの一環となる。

M&Mの新EV子会社はインド国内および輸出向けに電動SUVを開発する。新事業を通して210万トンの二酸化炭素(CO2)削減に貢献するとともに、新たに約8,000人の雇用を創出する。そのうち4分の1を女性従業員とする計画という。

M&Mは8月15日に英オックスフォードシャーの「ボーン・エレクトリック・プラットホーム」というイベントで電気自動車(BEV)のデザインフィロソフィーや製品ラインナップなどを公開する予定。同社はインドの電動SUV市場のトップを目指すとしており、今後数年で新モデルを5車種投入する計画だ。コンサルタント大手のローランド・ベルガーによると、インドでEVの購入を計画する消費者の割合は英国や米国の2倍に上る。