独自動車大手のダイムラーは12日、バス部門のダイムラー・バスズ がスイス北部のバーデン・ヴェッティンゲン地域交通公社(RVBW)からメルセデスベンツの低床式電気駆動バス「eシタロ 」(10台)を受注したと発表した。RVBWは、2030年までに気候中立(クライメート・ニュートラル)を実現する目標を掲げており、今回の取り組みはその一環。納入する「eシタロ」の車載充電池は、ニッケルマンガンコバルト(NMC)系リチウムイオン電池パック5基で構成され、電池容量は計490キロワット時となる。充電はパンタグラフ方式で行う。スイス北部のアールガウ州のバス路線に投入される予定。なお、ダイムラー・バスズは今回、ゼネラル・コントラクターとして充電設備などのインフラ整備や管理なども一括受注した。