欧州自動車工業会(ACEA)は7月27日、欧州連合(EU)(マルタを除く26カ国)における2022年6月の商用車新車登録が14万4,210台となり、前年同月に比べ22.5%減少したと発表した。全体の約8割を占める3.5トン以下の小型商用車が前年同月比26.8%減の11万5,080台と大幅に落ち込んでいる。1~6月の累計は、前年同期比20.3%減の81万7,090台だった。
主要4カ国の6月の登録台数は、スペイン(26.9%減)、ドイツ(26.1%減)、イタリア(21.3%減)、フランス(20.9%減)のいずれも2ケタの減少だった。
6月のカテゴリー別の登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が26.8%減と大幅な2ケタの落込みとなったが、トラックは、3.5トン超の中・大型トラックが前年同月比2.2%増の2万6,736台、16トン以上の大型トラックも前年同月比4.6%増の2万2,482台と、前年同月を上回っている。
バスは、前年同月比8.7%減の2,394台だった。ただ、ポルトガルが前年同月比953.1%増となるなど、一部の国で3ケタの増加も見られた。