スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが7月22日発表した2022年4-6月期(第2四半期)決算は営業利益が1億2,400万ドルとなり、前年同期から25%減少した。ウクライナ戦争の影響による原材料費の高騰、中国のロックダウン(都市封鎖)に伴うサプライチェーンの混乱が響いた。売上高は2.9%増の20億8,100万米ドル。一方、営業利益率は8.1%から6%に低迷した。キャッシュフローは6,300万ドルのプラスから5,100万ドルのマイナスに転落した。
1-6月期(上半期)単位では、売上高は前年同期比1.4%減の42億600万米ドル、営業利益は同36%減の25億8,000万米ドルで、営業利益率は同3.3ポイント減の6.1%に低下した。キャッシュフローは1,900万ドルと、同92%の大幅減となった。 4-6月の売上高を国・地域別にみると、欧州が前年同期比0.6%増の6億1,100万ドル、北米・南米が同19%増の7億3,800万ドル、アジアが同7.8%減の7億3,200万ドルだった。
同社は2022年通期の見通しについて、売上高は13~16%の増加、営業利益率で6%~7%を見込んでいる。