伊ブレーキ大手ブレンボ、中国同業の山東金麒麟と合弁設立

伊ブレーキシステム大手のブレンボは7月25日、中国同業の山東金麒麟(ゴールドフェニックス)と山東省の済南市に折半出資の合弁会社を設立すると発表した。アフターマーケット向けのブレーキパッド製品を生産する。ブレンボの技術力と山東金麒麟の先進性を融合して製品を効率的に開発し、成長が見込まれる中国市場における地位をさらに強化する。

新会社の名称は「山東BRGPフリクションテクノロジー」で、2023年初めに事業を開始する。乗用車、小型商用車、大型トラック用の製品を生産するほか、車の電動化や自動運転の課題解決にも取り組む。両社は今後3年間で新会社に合計3,500万ユーロを投資する予定。ブレンボにとり、アフターマーケット用ブレーキパッドに特化した初の大規模な生産拠点となる。

山東金麒麟は自動車や自動二輪車、列車向けに、6,000種類以上のブレーキパッドとブレーキシュー、4,300種類以上のブレーキディスクをラインナップしている。

上部へスクロール