フォードの完全電動SUV「マスタング・マッハE」、教習車として採用

米自動車大手フォードの欧州法人(独ケルン)は18日、完全電気駆動SUV「マスタング・マッハE」が教習車として活用されていると発表した。導入した教習所はノルウェーで3カ所、オランダで1カ所。走行可能距離の長さと、運用コストの低さが認められた。また、人目を引く外観も教習所の広告塔になるとしている。

フォードによると、教習生は実技試験に際し、同モデルが搭載する自動駐車や坂道発進などの運転支援技術を利用できる。教習所の関係者からは、多くの運転支援システムにより教習生は道路と運転に集中できると評価する声が上がる。教習所における電気自動車(EV)の利用は、航続距離をできるだけ伸ばす運転技術の習得に役立つという。

フォードは2035年までに欧州における新車販売をすべてゼロエミッション車とする目標を掲げている。26年から欧州でEVを年60万台販売することを計画している。

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