独自動車部品大手ロバート・ボッシュなどが都市部における自動運転車の導入に取り組むドイツの共同研究プロジェクト「Shuttle2X」を実施している。道路インフラとの連携により、安全な自動運転走行の実現を目指している。
具体的には、独南部バーデン・ヴュルテンベルク州のバート・ヴィンプフェン(ハイルブロン近郊)に試験区間を設け、信号を追加したり、表示の変更が可能な電子交通標識などを整備して、区間内の交通を制御する。
当該プロジェクトでは、ドライバーの運転操作を可能な限り少なくすることや、時速20km以上の速度で複雑な都市部の交通環境で自動運転走行することなどを目標としている。自動運転車の導入を通して、交通全体の安全性の向上、運転の快適性の改善、交通の円滑化を目指す。
プロジェクトの実施期間は、2022年7月1日~2025年6月30日まで。調整役のロバート・ボッシュのほか、ハイルブロン応用科学大学、情報技術研究センター(FZI)、ロイシュ法律事務所などが参加している。また、ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)が資金支援している。
プロジェクトパートナー:
Robert Bosch GmbH(調整役)
FZI Forschungszentrum Informatik
Reusch Rechtsanwaltsgesellschaft mbH
Fraunhofer Heinrich-Hertz-Institut
NORDSYS GmbH
SONAH GmbH
Schwarz Mobility Solutions GmbH
Hochschule Heilbronn