JLRが職業訓練プラットフォームのマルチバースと提携、従業員のデータスキルを強化

英高級車メーカーのジャガー・ランドローバー(JLR)は8月23日、英エドテック(EdTech)企業のマルチバース(Multiverse)と提携し、従業員に対しデータスキルの研修プログラムを提供すると発表した。JLRはデータがデザインやエンジニアリング、製品開発など様々な分野で重要な役割を果たしていると判断。同社の掲げるモダンでラグジュアリーな顧客体験の創出には全社的なデータ活用の強化が不可欠であることから、研修を通じて従業員のスキルアップを図る。

マルチバースは英元首相トニー・ブレア氏の息子が設立したスタートアップ。十分な知識や技量を持ったコーチの下で学べる職業訓練制度に基づき、学歴や職歴の有無にかかわらず誰もが専門的なデジタルスキルを学べるプラットフォームを提供している。現在、英国と米国で約8,000人が登録し、研修を受けている。

JLRは従業員に対し、マルチバースのデータ・フォローシップ制度を活用する。15カ月の研修期間中に、データモデリングや分析、機械学習のほか、エンジニアに人気の高いプログラミング言語のパイソン(Python)などを学ぶことができる。今夏に最初の従業員400人が登録し、四半期ごとに追加していくという。

英国王立協会によると、従業員のデータスキル不足は企業に年間で20億ポンドの損失をもたらすと推計される。欧州連合(EU)による調査にようると、英国では専門的なデータスキルを持つ人材が10万人不足している。

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