独オペル、「GSe」を電動車専用の最上位ブランドとして復活

欧州自動車大手ステランティス傘下の独オペルは14日、かつての同社のサブブランド「GSe」を、電動車専用の最上位ブランドとして復活させる計画を明らかにした。同ブランドならではのダイナミックなデザインに加え、電動車としての環境性能の高さと、アウトバーン(高速道路)での走りを追求した高性能車になるという。GSeは以前の「Grand Sport Einspritzung」から「Grand Sport Electric」の略称となる。

GSeのブランド名を冠したモデルとしてオペルは昨年、往年のスポーツクーペ「マンタ」の完全電気自動車(BEV)モデルとなる「マンタ GSe」を発表した。同モデルはオリジナルが登場した1970年当時のスタイリングを踏襲するとともに、同社がバイザー(Vizor)と呼ぶ最新の一体型フロントグリルを採用する。発売は2025年以降になるもよう。

オペルはラインナップの電動化を進めており、2024年までに全てのモデルに電動機種を設定するとともに、2028年から欧州で販売する車両はすべて電気自動車(EV)とする計画を打ち出している。