独自動車部品大手のエルリングクリンガー(EK)は20日、仏プラスチック・オムニウム(PO)と設立した燃料電池スタックの合弁会社EKPOフューエルセル・テクノロジーズ(以下、EKPO)が欧州の大手自動車メーカーから、燃料電池の主要部品であるバイポーラプレートのプロトタイプの開発・供給プロジェクトを受注したと発表した。エネルギー密度の高さとコンパクトな設計が評価されたとしている。
EKPOは、プロトン交換膜型燃料電池(PEMFC)用の金属製バイポーラプレートのプロトタイプを開発する。今回受注したプロトタイプの開発・生産はドイツの拠点で行う。
EKPOは、燃料電池技術において20年以上の研究開発実績を持つ。また、親会社のエルリングクリンガー(EK)の金属加工のノウハウを生かすことができる。