スペインの自動車内装部品大手グルーポ・アントリンは9月22日、同国のガリシア自動車技術センター(CTAG)との車内監視ソリューションの共同研究開発事業を継続すると発表した。これまでの種々の研究開発事業を統合し、新たに共同研究ユニット「ins AI」を創設した。
2020年に開始された研究事業は現在、第3期にあたる。アントリンとCTAGは同事業を通じ、乗員の安全性と快適性、健康に留意したインテリジェントな車内監視ソリューションの開発に取り組んでいる。今回、これまでの研究成果を基に、新技術の分析と実装、検証や最適化を進めることが可能となったため、新たな枠組みを構築することで研究開発を促進する。これにより同分野の競争力の向上と、国内自動車産業の発展が期待される。
ins AIはガリシア自治州の経済・企業・イノベーション省の資金支援を受ける。