スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは9月27日、車内に子供やペットが置き去りにされていないかを検出する車内レーダー機能を開発したと発表した。このレーダーシステムは、睡眠中の幼児などの小さな動きをサブミリ単位で検出する精度と感度を持つ。11月9日に公開するボルボの電気自動車のSUV「EX90」に標準装備されており(規制で装備が認められる市場のみ)、今後、他のモデルにも搭載を広げていく。
この車内レーダーは、オーバーヘッドコンソール、読書用照明、トランク内にセンサーを配置しており、トランクを含む車内全体を検出することができる。
車をロックしようとすると車内のレーダーシステムが作動し、車内に人や動物がいないことを確認できると車をロックする仕組み。人や動物が残っている可能性がある場合は、車内のセンターコンソール画面に車内を確認するようリマインダーが表示される。
また、車内に人や動物が検出された場合、快適性を高めるために、車内の空調をオンにしたままにすることができる。