ミシュランの電動フリートサービス事業、クレディ・アグリコルのCAL&Fが出資

仏タイヤ大手のミシュランは1日、電動車フリート向けサービス事業ワテア(Watea)の株式の30%を、仏金融大手クレディ・アグリコルのリース・ファクタリング部門であるクレディ・アグリコル・リーシング・アンド・ファクタリング(CAL&F)が取得したと発表した。CAL&Fが持つリースや融資事業のノウハウをワテアに取り込み、これまで以上に質が高いフリートソリューションを提供していく。

ワテアは2021年7月にミシュランの社内スタートアップとして設立された。電動車フリートの運営に必要なサービスをサブスクリプション方式で一括提供することで、フリート事業者のゼロエミッション車(ZEV)への移行を支援する。サービスには、顧客のニーズに合った電動車両および保守サービス・保険の提供をはじめ、顧客の事業拠点における充電設備の設置、スマートフォンを通じたナビゲーションサービスや充電ステーションの位置情報サービスなどがある。

ミシュランによると、同事業のシェアは現在、仏国内におけるラストワンマイル配送の10%以上に拡大している。特に建築や住宅サービス、公共事業関連でのニーズが高い。

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