韓国サムスングループの電池事業会社サムスンSDI は、独自動車大手BMWの電気自動車に供給する電池を製造するため、ハンガリーに新工場を建設する計画を検討しているもようだ。韓国の日刊紙『朝鮮日報』によると、BMWのオリバー・ツィプセ社長は12月に韓国で、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長と会談し、既存の協力関係の拡大について協議したもよう。また、ツィプセ社長は米ラスベガスで先ごろ、サムスンSDIの崔輪鎬(チェ・ユンホ)社長ともハンガリー工場の計画について協議したとされる。報道によると、新工場は、ハンガリーにあるサムスンSDIの既存工場の近くに建設する可能性があり、投資規模は約1兆韓国ウォン(約7億5,000万ユーロ)に上ると憶測されている。なお、サムスンSDIの広報担当者はメディアの取材に対し、様々な自動車メーカーと様々な協力の可能性を模索している、と回答するにとどめている。