欧州自動車工業会（ACEA）は18日、欧州連合（EU）（マルタを除く26カ国）の2022年12月の乗用車新車販売（新車登録）が89万6,967台となり、前年同月に比べ12.8％増加したと発表した。8月以降、5カ月連続の増加となる。ただ、主要4カ国では、ドイツ（38.1％増）とイタリア（21.0％増）が2ケタ台の伸び率となった一方で、スペイン（14.1％減）は2ケタ台の減少となり、フランス（0.1％減）も僅かに前年同月を下回った。
2022年通期のEUの新車登録は925万5,930台となり、前年を4.6％下回った。8月以降は回復が続いているものの、部材不足を背景にした年前半の落込みが大きかった。主要国では、イタリア（9.7％減）、フランス（7.8％減）、スペイン（5.4％減）が前年を下回り、唯一、ドイツ（1.1％増）が前年を若干上回った。
■ EU 30カ国、12月は14.8％増・2022年は4.1％減少
EU26カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスおよび英国を加えた欧州30カ国の12月の新車登録は109万1, 119台となり、前年同月に比べ14.8％増加した。
2022年1～12月の累計は、前年比4.1％減の1,128万6,939台にとどまった。