欧州商用車販売、12月は5.1%減・22年通期は14.6%減 1/5

欧州自動車工業会(ACEA)は25日、欧州連合(EU)(マルタを除く26カ国)における2022年12月の商用車新車登録が14万8,149台となり、前年同月に比べ5.1%減少したと発表した。2022年通期では、前年比14.6%減の160万6,802台にとどまった。部品不足による新車供給の停滞が減少の背景にある。

主要4カ国の2022年の新車登録は、フランス(17.7%減)、スペイン(16.7%減)、ドイツ(11.0%減)、イタリア(10.5%減)のいずれも2ケタの減少率となった

カテゴリー別の2022年登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年比18.1%減の127万8,509台と、大幅な減少だった。

3.5トン超の中・大型トラックは、前年比3.5%増の29万9,917台と、前年を上回った。8~11月の増加が寄与している。

16トン以上の大型トラックも25万6,020台となり、前年に比べ6.5%増加した。主要市場では、ドイツ(0.9%減)が低迷したものの、スペイン(13.6%増)、ポーランド(6.6%増)、イタリア(5.1%増)、フランス(2.3%増)は前年を上回っている。

バスは、前年比5.1%減の2万8,376台だった。

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