ドイツのバイエルン州政府 は1月24日、水素およびバッテリー技術分野の大型プロジェクトに対する助成予算を1億1,500万ユーロ増額し、約4億7,500万ユーロに引き上げたと発表した。当該助成金は、欧州連合(EU)の公的助成の枠組みである「欧州の共通利益に適合する重要プロジェクト(IPCEI)」を対象としている。IPCEIのプロジェクトに参加する企業の拠点のある州政府は、当該プロジェクトに助成金を拠出することができる。バイエルン州は、水素、バッテリー技術、マイクロエレクトロニクスの3分野に助成金を供出している。バイエルン州は助成予算の引き上げにより、IPCEIの枠組みを最大限に活用し、バイエルン州の経済発展を支援する意向。具体的には、バッテリー分野への助成金を6,000万ユーロ増やして1億7,500万ユーロに、水素分野においては約5,500万ユーロを増額して約3億ユーロに引き上げた。