First Hydrogen、第2世代モデルのイメージ画像公開

ゼロエミッション車の開発などに取り組むFirst Hydrogenは1月30日、同社が開発する第2世代の燃料電池車(FCEV)の小型商用車(LCV)のイメージ画像を公開した。デザインおよびスタイリングで提携する独自動車開発・設計会社のエダック(EDAG)との協力によるもので、フロントおよびリア部分のイメージ画像となっている。

フロントには、デジタルパネルが装備されており、昼間走行灯(Daytime Running Light=DRL)が組み込まれている。リアには、縦(垂直)線のテールライトが施されており、バーンドア(引き戸)やローラーシャッターなど様々なタイプのドアに対応できる設計となっている。

このLCVは、異なる高さや長さに対応可能で、急送便、食料品、建設、公共事業、緊急サービス、車の回収など、様々な用途に対応できるモジュラー構造となっている。

なお、第1世代のFCEVは現在、走行距離の蓄積と試験を実施しており、2023年3月には実用試験を開始する予定。実用試験は、スーパー大手、公益事業者、ロードサイドサービス、ヘルスケアサービスなどが参加するコンソーシアムAHFC(Aggregated Hydrogen Freight Consortium)を通して実施する予定。

First Hydrogenは、カナダのバンクーバーと英ロンドンに拠点を持つ。燃料電池LVCの設計・製造は、AVL Powertrain、Ballard Powerの2社との合意に基づいて実施している。また、水素充填技術については、独自動車コンサルティング会社FEVグループ傘下のFEV Consultingと協力関係にある。