仏Genevos、燃料電池システム「HPM 80」を発売へ

船舶向けの燃料電池システムを開発する仏Genevosは1月27日、同社の船舶用燃料電池シリーズ「HPM(Hydrogen Power Module)」に、出力80kWの新製品「HPM 80」を新たに投入すると発表した。「HPM 80」は現在、型式認証の審査中で、2023年夏には、「HPM 80」を複数組み合わせたシステムを出荷できる予定。2023年2月1~2日にパリで開催される水素技術の見本市「Hyvolution」には、「HPM 80」のプロトタイプを出展する予定。

「HPM 80」は、「HPM 15」、「HPM 40」に続くHPMシリーズの新製品。複数の「HPM 80」を組み合わせることにより、メガワット(MW)規模の燃料電池システムを構築することができる。

「HPM 80」は、重量が330kgと、同等のディーゼル発電機の3分の1と軽量であるほか、耐久性に優れる特徴を持つ。例えば、フェリーや、(釣りなどの)サービス船、クルー(乗組員)の輸送船、オフショア支援船、タグボート、短距離の小型貨物船などに使用することができる。

HPMシリーズは、Gummins-Hydrogenicsのグラファイトプレート技術を使用したスタックを採用している。

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