ボルボの建機部門、韓国の掘削機工場でバッテリーパック生産

スウェーデン商用車大手のボルボグループは17日、建設機械部門のボルボCEが韓国の昌原市に持つ掘削機工場でバッテリーパックの生産を行うと発表した。8,000万スウェーデンクローナ(約780万ドル)を投じ、工場敷地内に床面積約2,500平方メートルの施設を建設する。今年4月に着工し、来年6月から生産を開始する予定。ボルボCEは2030年までに販売製品の35%を電動化する目標を掲げている。

ボルボは昌原工場でのバッテリーパックの生産を通じ、同工場を電動掘削機の知見共有を図るコア・コンピテンスセンターとして位置付けていく。これによりサプライチェーンから製造、物流に至るまで、アジア太平洋市場においてより持続可能なソリューションを柔軟かつ迅速に投入できるようになるとみる。

ボルボグループは昨年8月、大型車両や建機などで電動車需要が高まっていることに対応するため、スウェーデンにバッテリーセルの大型工場を建設する計画を明らかにしていた。

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