独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループは3月23日、VWグループのバッテリー事業会社PowerCoとベルギーの非鉄金属大手ユミコアが欧州で電池材料を生産する合弁会社を設立する計画が、当局の認可を受けたと発表した。新合弁会社は、本社をブリュッセルに置く。合弁会社の社名や工場の建設地については後日発表する予定。
PowerCoとユミコアが合弁会社を設立する計画は2022年9月に発表していた。新合弁会社は、カソード材および前駆体を生産する工場を建設する計画で、2025年に生産を開始する予定。新合弁会社は、PowerCoの欧州工場の電池材料のニーズの大部分に対応する。
新合弁会社は、2020年代の終わりまでにカソード材および前駆体の生産能力を年160ギガワット時に拡大する計画。これは、純粋な電気自動車約220万台分の材料に相当する生産量となる。