欧州自動車最大手フォルクスワーゲンは21日、米国市場向けの公式サイト(www.vw.com)を全面的にリニューアルした。自動車購入においてネットの重要性が増していることを受けたもので、ボディカラーや内装などの組み合わせがシミュレーションできるようにしたほか、高精細な立体(3D)画像を表示することで、リアルなイメージをつかみやすくした。独業界紙『アウトモビールボッヘ』が報じた。
リニューアルしたサイトでは、「ソーシャル・ショッピング」機能が新たに導入された。特定のモデルやカラーを選択すると、他の顧客の人気の組み合わせが自動的に表示されるなど、口コミやブログといったソーシャルメディアの重要性が高まっていることに対応した。試乗申し込みページでは、住所を入力すると最寄りのディーラーが地図で表示される。さらに、オンラインカスタマーセンターを充実し、顧客からの問い合わせに迅速に回答できる体制を整えた。
VWは新サイトを順次、他の市場でも導入していく計画だ。