独自動車大手のダイムラー は11日、三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)が実施した第三者割当増資を引き受けたと発表した。増資額は約300億円。世界的な金融危機の影響で低迷していた商用車市場の回復が鮮明になってきたことから、MFTBCは増資により事業を強化する。今回の措置により、ダイムラーの出資比率は85%から89.29%に拡大、三菱グループ各社のシェアはこれまでの15%から10.71%に下がる。MFTBCはグループのハイブリッド技術や小型トラックの開発・生産で中核を担うほか、アジア地域の生産・販売拠点となっている。
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