ロシアの自動車業界団体である欧州ビジネス協会(AEB)が13日発表した2010年の新車販売台数(乗用車および小型商用車)は191万573台となり、前年から30%増加した。政府の買い替え補助金に加え、景気回復で個人消費が上向いたことが追い風となった。
\メーカー・ブランド別販売台数は、国内自動車最大手アフトワズのラーダが前年比48%増の51万7,147台で首位となり、米GMのシボレーが11%増の11万6,233台、韓国・起亜が49%増の1万4,235台、仏ルノーが33%増の9万6,466台、米フォードが10%増の9万166台を販売し、上位を占めた。
\車種別販売実績は、ラーダ「2105/2107」が前年比102%増の13万6,006台で最も多く、ラーダ「プリオラ」(26%増の12万5,235台)、ラーダ「カリーナ」(79%増の10万8,989台)、ラーダ「サマラ」(13%増の10万1,958台)、フォード「フォーカス」(29%増の6万7,041台)などが続いた。なお、上位10モデルのうち、国産車が9モデルを占めた。
\AEBのデビッド・トーマス会長は、「10年のロシアの自動車市場は予想を上回る回復を見せた」と述べ、11年の販売規模は224万台に拡大するとの予想を示した。
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