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2011/1/21

企業情報 - 部品メーカー

フォルシア、ディーゼル車向け排ガス処理事業を強化

この記事の要約

仏自動車部品大手のフォルシアは17日、デンマークのAmminex A/Sに21.2%を出資すると発表した。取引規模は1億4,640万デンマーククローネ(1,960万ユーロ)。さらに、ディーゼル車の排ガス処理システムで最新 […]

仏自動車部品大手のフォルシアは17日、デンマークのAmminex A/Sに21.2%を出資すると発表した。取引規模は1億4,640万デンマーククローネ(1,960万ユーロ)。さらに、ディーゼル車の排ガス処理システムで最新技術を持つ同社と技術提携し、新技術の製品化などで協力する。

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Amminexは排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を効果的に削減できるアンモニア貯蔵供給システム(ASDS)を開発した。ASDSは液体ではなくガスを用いる尿素SCRシステム(選択還元型NOx触媒)で、より正確な量のアンモニアを排ガス装置の触媒に供給することができる。フォルシアは、自動車メーカーにとって同技術の導入は、欧州の排ガス規制「ユーロ6」やさらに厳格な「ユーロ7」で定められたNOx上限値に適応できる強みがあるとしている。

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同技術はディーゼルエンジンを搭載した乗用車や商用車に導入できる。米トラックメーカーのナビスターは2009年12月にAmminexに20%を出資し、商用車向けのASDS技術の開発で協力している。

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