独自動車大手ダイムラー のEドライブおよびフューチャー・モビリティ事業を統括するヘルベルト・コーラー氏はこのほど、『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ』紙に対し、リチウムイオン電池の価格は中期的に1kW当たり400ユーロの水準に下がるとの予想を示した。また、燃料電池車については、2015年までに、欧州排ガス基準「ユーロ6」に対応する4気筒ディーゼルエンジン搭載のハイブリッド車と同水準かそれ以下になると予測したほか、5年以内にはEVよりも安くなる可能性があるとの見解を示した。同氏は、ダイムラーの燃料電池車の戦略について、「2013~14年までに1,000台以上を投入したい」との抱負を述べたほか、将来は「Cクラス」や「Eクラス」に燃料電池車モデルを投入する可能性もあると示唆した。
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