ドイツの連邦教育研究省(BMBF)は13日、ウルムで実施するリチウムイオン電池の試験生産プロジェクトを支援すると発表した。同プロジェクトは、約25の企業と研究機関が参加するリチウムイオン電池研究開発ネットワーク(KLiB)によるもので、新たな素材や部品、生産技術の実用性を試験生産で見極め、量産化につなげることが目的。
\KLiBには、化学大手のBASFやエボニック、ダイムラーとエボニックの合弁会社であるDeutsche Accumotive、炭素製品大手のSGLグループ、電池メーカーのファルタ、太陽エネルギー・水素研究センター(ZSW)などが参加している。
\ウルムではリチウムイオン電池の研究開発が活発で、ZSWやウルム大学が同分野の研究に力を入れているほか、カールスルーエ技術研究所(KIT)とウルム大学は2011年1月1日付でバッテリーを研究するための機関としてヘルムホルツ・ウルム研究所(HIU)を共同で設立している。
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