仏ルノーは23日、インドで高級セダン「フルエンス」の販売を開始した。昨年に現地同業マヒンドラ・アンド・マヒンドラとの合弁を解消して以来、初のモデル投入となる。
\フルエンスはルノー・日産アライアンスのチェンナイ工場で生産される初めてのルノー車で、販売価格は130万ルピー(2万9,000米ドル)。ルノー・インディアのマルク・ナシフ社長はフルエンスの発売について、インド市場におけるルノーの「真の第一歩だ」とコメントした。
\ルノーはインドで年内にSUV「コレオス」を発売し、来年は3車種を投入。2013年までに年間販売台数を10万台とすることを目指すとしている。同社ではインドの自動車市場の規模が年間600万台に拡大すると見ており、20年までに5%以上のシェアを獲得することを狙っている。
\同社はまた、印二輪車大手バジャジ・オートとの共同開発事業を見直す可能性があることを示唆した。ルノー・日産アライアンスは09年に新興国向け低価格車の開発で合意、12年後半の発売を目指している。ナシフ社長は、事業の今後については開発された製品を見てから決定するとしたうえで、製品の品質が基準を満たさない場合は、「我々は何か別の方法を考える」と述べた。
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