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2011/5/27

企業情報 - 部品メーカー

ボッシュ、エコ・ルート機能つきインフォテイメントシステム開発

この記事の要約

独自動車部品大手のボッシュは17日、フォードの新型「フォーカス」向けに新たなインフォテイメントシステムを開発したと発表した。これは「フォード5・MFDナビゲーション」の一部をなすもので、分かりやすいメニュー表示でユーザー […]

独自動車部品大手のボッシュは17日、フォードの新型「フォーカス」向けに新たなインフォテイメントシステムを開発したと発表した。これは「フォード5・MFDナビゲーション」の一部をなすもので、分かりやすいメニュー表示でユーザーが直観的に操作できるようにしたほか、新技術のエコ・ルート検索機能を搭載して、燃費を改善するとともにCO2排出量を削減する。

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新たなルート検索機能では独自のアルゴリズムを開発し、「最速」「最短」「エコ・ルート」の3モードを選択できる。エコ・ルート検索では、地図情報に基づいた走行ルートのプロファイル(道路区分、通過する住宅地や交差点の数など)に加え、自動車の特性(エンジン、ギヤ、空力抵抗など)、積載物(スキー・自転車など)・けん引車両の有無、選択した走行モード(スポーティー、標準、エコ)などの情報をインプットすると、最も燃費の良いルートを表示してくれる。ボッシュによると、エコ・ルートを使って走行した場合、燃費は平均9%改善する一方、所要時間は最速ルートに比べて9%長くなる過ぎないという。

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