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2011/6/3

企業情報 - 部品メーカー

オートリブ、エアバッグの生産増強

この記事の要約

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは5月31日、タイのチョンブリー(バンコク近郊)で新たなエアバッグ工場の建設を開始したと発表した。アジア市場の需要拡大に対応した措置。同社は2年前にタイでエアバッグ工場を稼働 […]

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは5月31日、タイのチョンブリー(バンコク近郊)で新たなエアバッグ工場の建設を開始したと発表した。アジア市場の需要拡大に対応した措置。同社は2年前にタイでエアバッグ工場を稼働したばかり。

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新工場では布地を縫い合わせるタイプのエアバッグを生産する。生産能力は年460万個で、オートリブが世界に持つ同タイプのエアバッグの生産能力の15%に相当する。一方、オートリブは、縫い目のないワンピースウーブンと呼ばれるタイプのエアバッグを年2,000万個生産している。

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新工場の生産面積は8,000平方メートルで、従業員は約800人を予定している。既存工場(2,000平方メートル、270人)と比べると3倍以上の規模になる。

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新工場では今後の需要拡大を見込み、3万平方メートルの用地を確保しており、生産面積をさらに6,000平方メートル拡大し、生産能力を年1,000万個にまで引き上げられる余地を残している。アジア諸国では、自動車生産の急拡大とドライバーの安全に対する意識向上を受けてエアバッグの需要が急増している。

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新工場は7月に生産を開始する予定。投資額は940万米ドル。オートリブの既存のシートベルト工場から10キロメートルの距離にある。

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