独タイヤ大手のコンティネンタルは9日、2011年通期の乗用車用タイヤの生産が約1億2,400万本となり、前年を約10%上回る見通しを明らかにした。新車用、交換用、冬用、夏用のいずれも販売が好調で、同社の世界の各工場は増産に追われている。
\米バージニア州にあるマウントバーノン工場とブラジルのカマカリ(Camacari)工場では年間の生産能力をそれぞれ約400万本増強した。中国の中国・安徽省の合肥に建設していた新工場は操業開始を計画より約2カ月前倒ししたという。また、販売好調を受けて、冬用タイヤの生産もすでに開始しているという。
\同社はさらに、長期的な需要拡大に備えて、米国とロシアに新工場を建設する計画を検討している。
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