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2011/6/24

企業情報 - 部品メーカー

蘭トムトム、渋滞情報システムをバージョンアップ

この記事の要約

蘭ナビゲーション機器大手のトムトムは17日、渋滞情報システム「HD Traffic」の新バージョン(バージョン5.0)をリリースした。新バージョンでは、到着予想時間の精度を向上させたほか、事故などによる通行障害情報を速や […]

蘭ナビゲーション機器大手のトムトムは17日、渋滞情報システム「HD Traffic」の新バージョン(バージョン5.0)をリリースした。新バージョンでは、到着予想時間の精度を向上させたほか、事故などによる通行障害情報を速やかにルート計算に取り込むことで、渋滞回避能力を強化している。また、ルート対象となる道路の数を増やし、経路の選択幅もこれまでより大きくなった。

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トムトムのHD Trafficは、携帯電話サービス大手のボーダフォンと提携して提供している交通渋滞情報サービス。ボーダフォン顧客の携帯電話の移動速度や方向などのデータを匿名化して集計し、他の複数の交通情報とあわせて渋滞状況を分析している。同サービスは、上位機種の「Go Live」シリーズで利用できる。

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新バージョンはトムトムが独自開発した「オープンLRテクノロジー」を搭載しており、同社によると全道路の99.9%をカバーしている。交通情報チャンネル(TMC)には含まれない道路の情報も取り込めるため、ルート計算の精度や代替ルートの選択幅が広がったとしている。

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新バージョンは自動的にアップデートされる。ユーザーが手動でダウンロードする必要はない。

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