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2011/7/1

企業情報 - 自動車メーカー

独ダイムラー、中国にエンジン工場を建設

この記事の要約

独自動車大手のダイムラーは6月28日、中国に新たなエンジン工場を建設するほか、既存の乗用車工場を拡張する計画について、提携先の北京汽車工業(BAIC)と枠組み契約を交わした。約20億ユーロを投資する。契約調印はベルリンで […]

独自動車大手のダイムラーは6月28日、中国に新たなエンジン工場を建設するほか、既存の乗用車工場を拡張する計画について、提携先の北京汽車工業(BAIC)と枠組み契約を交わした。約20億ユーロを投資する。契約調印はベルリンで行われた中国とドイツの政府間協議に合わせて行われた。

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ダイムラーはBAICと中国で合弁会社北京ベンツ・オートモーティブ(BBAC)を運営している。BBACは現在、北京工場で「Cクラス」と「Eクラス」のロングバージョンを年約8万台、生産している。年内にはオフロード車「GLK」の生産も開始する予定。ダイムラーによると2013年からは新たにコンパクトクラスの3機種を現地生産する計画。

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独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、ダイムラーは2010年に中国で前年比112%増の14万8,000台を販売した。2015年までに中国での販売規模を年30万台に引き上げる計画で、うち、3分の2を現地生産し、残り3分の1は輸入する方針という。

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エンジン工場では当初、4気筒エンジンを年10万基生産し、将来は規模を年25万基に拡大する計画。製品は中国工場で生産する乗用車やバンに供給する。

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今回の契約にはさらに、新たな研究・開発センターを建設する計画も盛り込まれた。

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