英自動車工業会（SMMT）が6日発表した2011年6月の乗用車新車登録は18万3,125台となり、前年同月に比べ6.2％減少した。昨年7月から12カ月連続で減少が続いているものの、減少幅は縮小傾向にある。1～6月の累計は前年同期比7.1％減の102万9,638台だった。SMMTは通期で約193万台の販売を予想している。
\カテゴリー別に見ると、個人の販売が6月は13.8％減、1～6月は18.1％減と振るわなかった一方、大口法人向けは好調で、6月は2.0％増、1～6月では3.4％増加した。燃料別では、ディーゼル車が6月に4.0％増、1～6月では7.5％増の伸びを示した。
\SMMTのポール・エヴェリット会長は、需要のアンバランスにより自動車メーカーやディーラーは厳しい状況に置かれていると指摘する一方、下半期はゆっくりだが安定した経済成長が見込めるとした。
\SMMTによると、1～6月の走行1km当たりの二酸化炭素（CO2）排出量の平均は139.7グラムとなり、2010年通期の平均144.2グラムから大きく改善した。
\モデル別の販売台数では、6月単月、上半期（1～6月）ともにフォード「フィエスタ」が首位を確保した。ディーゼル車ではVW「ゴルフ」が上半期で1位だった一方、6月単月ではボクソール「インシグニア」が首位に躍り出た。
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