独自動車大手ダイムラー傘下の金融会社メルセデスベンツバンクは、自動車保険事業を強化する。6月27日付の業界誌『オートモビールボッヘ』が報じた。
\同社が自動車保険事業を強化する背景には、自動車リース・融資事業の今後の成長が見込めないことがある。一方、メルセデスベンツ購入者のうち自社の自動車保険に加入する割合が3分の1にも満たないことから、今後の成長が見込まれる。
\同社のアントニー・バントマン法人・個人顧客事業担当取締役は、「保険事業は戦略的に非常に重要だ」と述べ、自動車保険の提供により顧客との関係がを強化できるメリットを挙げた。
\同社では今年第1四半期の自動車保険の新規加入が前年同期比22%増の2万6,500件に急伸した。今年5月からは自動車事故などの訴訟コストをカバーする権利保護保険や、家族が割安で自動車保険に加入できる「スマート保険」などを導入するなどサービスを強化している。
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