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2011/7/15

一般・技術・その他 (旧)

独エーベルスペッヒャー、バイオエタノールで動く空調システムを開発

この記事の要約

独自動車部品メーカーのエーベルスペッヒャーはこのほど、純粋なバイオエタノールで稼働する自動車用暖房システムを開発した。今秋に開催されるフランクフルト国際モーターショー(IAA)に出展する。\ 同システムの採用により、電気 […]

独自動車部品メーカーのエーベルスペッヒャーはこのほど、純粋なバイオエタノールで稼働する自動車用暖房システムを開発した。今秋に開催されるフランクフルト国際モーターショー(IAA)に出展する。

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同システムの採用により、電気自動車(EV)で空調システムの電力消費により航続距離が短くなる問題を解消できる。温水循環式暖房システムと空気暖房システムがあり、温水式は電気自動車(EV)などを販売するハンブルクのKarabagとデリバリバンのEV「Fiorino」20台を使用して実証試験している。空気式は今秋までに当局から販売許可を得られる見通し。同社が開発したシステムは温水式、空気式ともにエタノールの混合率が85%のE85にも対応しているという。

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同社によると、温水循環式の「Hydronic E4S」ではバイオエタノールの消費量が1時間当たり0.4~0.5リットルにとどまる。また、空気式は、大型車向けの「Airtronic E4」(最大出力:3.8kW)と小型車向けの「Airtronic E2」(最大出力:2.2kW)の2機種があるという。

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