独自動車部品大手のコンティネンタルは18日、今年4月に発表したインドのタイヤメーカーModi Tyres Company Limited(MTCL)を買収する計画について、当局から認可を得たと発表した。MTCLの株式の100%を1,850万ユーロで買収する。
\MTCLは今後、社名をContinental Tyres India Limitedとし、インド市場向けにトラック・バス用のバイアスタイヤとラジアルタイヤ、乗用車用のラジアルタイヤを生産・販売する。新会社はデリーに本社を置き、工場はModipuramとPartapurにある。
\コンティネンタルの乗用車用タイヤ部門を統括するニコライ・ゼッツァー取締役(8月1日から商用車用タイヤ事業も統括)は今回の買収について、「アジアの成長市場で乗用車およびトラック用タイヤの現地生産を強化する戦略の一環だ。インドのトラック用タイヤ市場は年1,800万本の規模となり、すでに西欧・中欧市場を上回る」と説明。乗用車用タイヤについても新車、交換タイヤの両市場で著しい成長が見られる、と強調した。
\コンティネンタルは新興国市場では、今年5月に中国・安徽省の合肥に建設していた同社にとって同国で初めてのタイヤ工場を稼働させたほか、7月初めにはロシアのカルーガにタイヤ工場を建設する計画を発表した。
\