印タタ自動車の傘下にある英ジャガー・カーズはこのほど、独バイエルン州のリゾート地で高級セダン「XF」シリーズから低燃費の直噴2.2リットル直列4気筒ターボディーゼルエンジンを搭載した2012年モデル「XF 2.2 D」をプレス公開した。9月からドイツ市場に投入する予定で、価格は4万4,900ユーロからとなる。
\XF 2.2 Dは走行100km当たりの燃費を5.4リットル、走行1km当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を149グラムに抑えており、ジャガーのモデルの中では最も環境性能に優れている。最大出力190ps、最大トルク450Nm、最高時速225km、0から100kmへの加速は8秒などパワフルな走行性能も備えている。さらに、ジャガー車として初めてスタート・ストップ・システムを装備している。高性能ながら価格を抑えたことで、社用車としてもアピールすることを狙っている。
\なお、XFシリーズにはこのほか、最大出力が275psと240psの6気筒ディーゼルエンジンモデルもあり、走行100km当たりの燃費を6.3リットル、走行1km当たりのCO2排出量を169グラムに改善している。さらに最上位機種として5リットル8気筒ガソリンエンジン(最大出力385ps)やR型エンジン(同510ps)を搭載するモデルもラインアップする。
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