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2011/7/29

総合 – 自動車産業ニュース

欧州委、新車のCO2排出量削減技術に排出クレジットを付与

この記事の要約

欧州連合(EU)の欧州委員会は7月25日、新車の二酸化炭素(CO2)排出量を削減する技術にCO2排出クレジットを付与する法案を発表した。対象となる技術の詳細は今後発表するとしている。\ 欧州委は同インセンティブ措置により […]

欧州連合(EU)の欧州委員会は7月25日、新車の二酸化炭素(CO2)排出量を削減する技術にCO2排出クレジットを付与する法案を発表した。対象となる技術の詳細は今後発表するとしている。

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欧州委は同インセンティブ措置により、自動車業界によるCO2削減技術の採用を促進する狙い。EUは2015年までに、EU域内で販売される新車(乗用車)のCO2排出量を平均で走行1km当たり130グラムに引き下げる目標を掲げている。2012年から段階的に対象を広げる仕組みで、12年は新車全体の65%に削減目標の達成を義務付け、13年は75%、14年は80%に拡大し、15年の完全達成を求める。

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欧州委の発表によると、同目標の達成に向けCO2排出クレジットは最大7グラムまで算入できるようにする。燃費改善や駆動力を向上させる技術も対象とする方針で、例えば、ソーラーパネルによる発電システムは対象となるが、電力消費が少ない車載オーディオシステムなどは対象外とする見通しを示している。

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