スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが7月21日発表した2011年4-6月期決算は、営業利益が前年同期比10.3%減の2億540万米ドルにとどまった。原材料費の高騰や東日本大震災による世界的な自動車生産の混乱が響いた。
\売上高は前年同期比14%増の20億6,100万ドルに拡大した。地域別で見ると、主力の欧州が20%増の8億3,800万ドル、北米が14%増の6億3,500万ドル、中国が20%増の2億2,500万ドル、日本が18%減の1億4,600万ドル、その他の地域は22%増の2億1,700万ドルだった。製品別では、エアバッグ(ステアリング・ホイール、電子制御ユニットを含む)が14%増の13億5,200万ドル、シートベルト(シートサブシステムを含む)が13%増の6億7,000万ドルだった。
\今後についてオートリブは、7-9月期は前年同期比16%の増収、11年通期でも前年比16%の増収を確保できるとの見通しを示している。
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