独自動車部品メーカーのエーベルスペッヒャーは9月に開催されるフランクフルト国際モーターショー(IAA)に軽量タイプの排気システムの試作品を出展する。
\同試作品は、前輪駆動車向けのコンパクトな排気システムで、全ての機能がエンジンルーム内に収まるため、床下を通る長い排気管が不要になるという。このため、4気筒エンジンで量産化されている従来装置に比べ、重量を最大40%軽減できると説明している。また、騒音を低減するための「アクティブ・サイレンス」と呼ばれる消音装置を採用した。同技術は、騒音を打ち消すような音をスピーカーから出して騒音レベルを引き下げる仕組み。同装置はコンパクトかつ軽量な設計が特徴。
\アクティブ・サイレンスでは軽量化の例として、鉄鋼を素材としたスタンダード製品のほか、樹脂やアルミニウム、チタン、カーボンなどを素材とした製品も展示する。
\同社はこのほか、シボレー「ボルト」に採用されている排気システムもIAAに出展する。同システムは排気管の厚みが1mmと薄く(従来製品:1.2~1.5mm)、重量を約20%削減している。
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