独自動車大手のダイムラーは、自動車技術開発サービス子会社MBTechの立て直しを図る。親会社からの受注に大きく依存する経営体質から脱却し、グループ外との取引を増やすことで競争力を高めるとともに、価格圧力に対して力をつけたい考えがあるもようだ。独自動車業界紙『アウトモビールボッヘ』(AMW)が報じた。
\ダイムラーの広報担当者はAMWの問い合わせに対し、戦略的パートナーを探していることを明らかにした。ただ、過半数出資は今後も維持し、売却はしないとしている。また、MBTechの従業員の間で中国企業の資本参加がうわさされていることについては、きっぱりと否定した。
\MBTechは、ダイムラーがクライスラーとの合併を解消したことでグループ内の大口顧客を失った。その後も新たな顧客の開拓に苦戦している。AMWによると、ダイムラーグループ以外で大きな取引のある顧客はオペルだけという。
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