市場調査会社のTema-Qがこのほど実施したアンケート調査の結果によると、自動車の音声操作システム(ボイスコマンド)機能を利用するドライバーが少ないことが明らかになった。
\同調査は、ボイスコマンド機能付き自動車のドイツ人ドライバー175人を対象に実施した。それによると、ボイスコマンドを「ほとんど使わない」もしくは「全く使わない」と回答した人が全体の76%に上り、「よく使う」とした人(24%)を大きく上回った。同機能を利用しない理由として、「必要性がない」(25%)、「音声認識が不十分」(18%)、「操作が複雑」(18%)などを挙げた。
\一方、同機能を使うとした回答者の76%が「役立っている」または「非常に役立っている」と評価。利用目的としては、「電話操作」が83%で最も多く、次いで「ナビゲーションシステムの操作」と「ラジオの操作」がそれぞれ55%、30%だった。また、同機能に対する満足度を6段階(1=最高、6=最低)で評価してもらったところ、58%が1または2と回答。また、改善すべき点として「音声認識の精度向上」(43%)を挙げる人が多かった。
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