米ゼネラルモーターズ(GM)の独子会社オペルは、ハイブリッド技術で他社との提携を検討している。オペルのカールフリードリッヒ・ストラッケ社長が24日付の独日刊紙『フランクフルターアルゲマイネ』に対し明らかにした。
\同社長はハイブリッド技術について、「ますます重要になってきている」と述べた上で、今のところ具体的な協議はしていないものの、他社との協力はコスト削減の面で良い結果をもたらす、との見解を示した。また、「コンパクトカーのアストラから上のモデルでハイブリッド技術が必要になる」と述べ、新モデルに順次、ハイブリッド技術を導入していく方針を示した。
\同社長によると、オペルは今後数年で新モデル30機種の開発に約110億ユーロを投入する計画という。具体的には、「ジュニア」と呼ばれている小型車や、小型オフロード車、インシグニアの上位モデルとなるセダンなどを計画している。
\ \■ オペル「アンぺラ」の受注好調
\ \ストラッケ社長が同紙に明らかにしたところによると、オペルが予約注文を開始している電気自動車(EV)「アンぺラ」の受注がすでに約6,000台に達している。同社は2012年に年1万台以上の生産を計画しており、需要動向によっては生産規模を1万2,000台以上に拡大する可能性もあるという。
\アンペラは電気モーターを動力とし、レンジエクステンダー(航続距離延長装置)として発電用の小型エンジンを搭載する。
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