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2011/9/2

総合 – 自動車産業ニュース

若者の「自動車免許離れ」進む=ドイツ

この記事の要約

ドイツでは自動車運転免許証を取得する若者が減っている。ドイツ連邦陸運局(KBA)によると、24歳までに免許をとった男性の数は2007年から10年の4年間で11%、女性は同10%それぞれ減少した。自動二輪免許ではさらに落ち […]

ドイツでは自動車運転免許証を取得する若者が減っている。ドイツ連邦陸運局(KBA)によると、24歳までに免許をとった男性の数は2007年から10年の4年間で11%、女性は同10%それぞれ減少した。自動二輪免許ではさらに落ち込みが大きいという。8月31日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版)』が報じた。

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免許取得者数が減っている原因は少子化による若年層人口の減少ではなく、若者の間で車離れが進んでいることだ。とくに都市部を中心に「自動車はステータスシンボルではない」「自家用車は不要」と考える若者が増えている。

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ベルリン交通研究所によると、26歳までの免許取得率は2000年に90.6%だったが、2008年には75.5%に落ち込んだ。同研究所の関係者は、「地方部では運転免許証は“自由への入場チケット”として必須のものとみなされているが、都市部では自動車学校に通うよりスマートフォンやPCなど他のことにお金を使ったがよいと考える若者が増えている」と指摘する。

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また、交通研究家のマーティン・カーガーバウアー氏によると、20~30歳の若者が1週間に自動車で移動する距離は過去10年で300キロメートルから250キロメートルに減少しており、移動手段としての自動車の重要度が相対的に低下していることが分かる。

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