独自動車大手のダイムラーは、シュツットガルトで9月27~29日に開催された国際郵便見本市「ポスト・エキスポ」にトランスポーターの電気自動車「ヴィト・Eセル」を出展した。
\同モデルはリチウムイオン電池(容量36kW時)と電気モーター(出力60kW、トルク280Nm)を搭載する。主に市街地での配送業務に使用することを想定し、最高速度は時速80kmに制限されている。1回のフル充電で約130キロメートル走行できる。
\同モデルは2010年末までに、計100台をベルリンとシュツットガルトの顧客に販売した。欧州全体ではさらに2,000台の受注を確保しており、順次、納車していく計画だ。すでに欧州7カ国で約350台が走行しているという。
\ポスト・エキスポは郵便や小包配送業界に関する見本市で、毎年開催地が異なる。2010年はデンマークの首都コペンハーゲンで開催された。ダイムラーはヴィト・Eセルを同年の見本市に出展し、「イノベーション・オブ・ザ・イヤー」賞を受賞している。
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