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2011/10/7

総合 – 自動車産業ニュース

自動車依存度の低い都市、1位はストックホルム

この記事の要約

欧州の主要都市の中で自動車への依存度が最も低いのはストックホルム、最も高いのはローマ――。交通と環境の問題に取り組む英国の民間団体、「Campaign for Better Transport(CBT)」がこのほど発表し […]

欧州の主要都市の中で自動車への依存度が最も低いのはストックホルム、最も高いのはローマ――。交通と環境の問題に取り組む英国の民間団体、「Campaign for Better Transport(CBT)」がこのほど発表した調査報告書で、こんな結果が明らかになった。

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CBTは、欧州の13の主要都市を対象に、公共交通機関の充実度や利用のしやすさ、車の利用に対する市民の意識、道路の混雑状況、自転車の利用度など16の項目から、自動車への依存度をランク付けした。この結果、最も依存度が低いのはストックホルムで、2位はヘルシンキ、3位にはプラハが入った。一方、ワースト3はローマ、ベルファスト、エジンバラだった。

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ストックホルムはクオリティの高い公共交通機関が充実していることに加え、低公害車の導入が進んでおり、自転車や徒歩を積極的に利用する文化が浸透しているとして、「世界有数の持続可能な都市」と評価された。一方のローマは地下鉄路線が2本しかないなど公共交通手段が貧弱で、個人の自動車保有率が高く、自転車の利用率が低いことなどが低評価につながった。

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