独高級車メーカー、アウディは11日、ハノーバー近郊のヴンストルフに新たに建設していた部品梱包センターが稼働したと発表した。同センターはサプライチェーン管理大手のシンクレオンと提携して開設したもので、完全ノックダウン(CKD)方式で自動車を生産する工場向けの部品を梱包する。
\新梱包センターは2万平方メートルの広さがあり、半年かけて建設した。中国とインドの工場で組み立てる車両の部品を1台単位で梱包し、輸送できる状態にする。
\ヴンストルフに部品梱包センターを開設することを決めたのは、ミッテルラント運河のすぐそばに位置し、外洋港までの輸送が容易なことに加え、陸上交通の便がよいことがある。アウディは中国・インド市場の需要拡大に対応するため、来年にも同センターを4万平方メートルに拡張する計画だ。
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