ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が10日発表した2011年9月の国内新車販売(乗用車・小型商用車)は、前年同月比26%増の23万5,552台だった。1~9月の累計では192万1,282台と、前年同期に比べ45%増加した。
\AEB自動車製造業者委員会(AMC)のデビッド・トーマス会長は9月の販売実績について、「成長幅の鈍化は以前から予想していたもので、高水準の成長基調は依然として続いている」と指摘。第4四半期(10~12月)も消費者の信頼感や自動車金融業界の改善が新車販売の追い風となり好調は続く、との明るい見通しを示した。また、通期予想の245万台の達成は確実であるとの見解も示した。
\9月のメーカー・ブランド別販売台数では、国内自動車最大手アフトワズのラーダが前年同月から横ばいの5万918台で首位。2位以下では、現代自動車が87%増の1万5,317台、シボレーが44%増の1万5,288台、日産が34%増の1万2,485台、ルノーが55%増の1万1万2,078台などが続いた。
\車種別では、ラーダの「プリオラ」(27%増の1万3,669台)、「カリーナ」(2%減の1万2,129台)、「サマラ」(17%増の1万901台)が上位を占めた。以下、現代自「ソラリス」(9,479台)、ラーダ「2104/2105/2107」(45%減の8,049台)、フォード「フォーカス」(10%増の7,325台)が続いた。
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