仏自動車部品大手ヴァレオは20日、2011年7-9月期の連結売上高が26億6,200万ユーロとなり、前年同期から14%増加したと発表した。日本を除くすべての市場で販売が好調だったことに加え、買収した日本同業のナイルスが増収に寄与した。
\売上高の内訳は、OEM(相手先ブランドによる生産)が前年同期比17%増の22億6,200万ユーロ、アフターマーケットが6%減の3億3,600万ユーロ、その他が19%増の6,400万ユーロだった。OEMの地域別売上高は、欧州が13%増の11億8,800万ユーロ、アジアが13%増の5億6,800万ユーロ、北米が23%増の3億2,600万ユーロ、南米が4%増の1億8,000万ユーロにそれぞれ拡大した。
\部門別の売上高は、コンフォート&ドライビングアシスタンスシステム部門が12%増の5億6,700万ユーロ、パワートレインシステム部門が17%増の7億4,300万ユーロ、サーマルシステム部門が8%増の7億7,700万ユーロ、ビジビリティシステム部門が9%増の5億9,700万ユーロだった。
\ヴァレオのジャック・アシェンブロア最高経営責任者(CEO)は、「二酸化炭素(CO2)の排出削減に向けた製品開発とアジアや新興国で事業を強化する戦略が功を奏した」とコメントした。
\